お母さん作業療法士の転職

数年前からリハビリの専門学校が増えるとともに、毎年たくさんの理学療法士(PT)と作業療法士(OT)が生まれるようになりました。私が学校を卒業してはじめて OTになった10数年前と比べると、就職先はかなり減っています。
OTとして働くには様々な分野があります。臨床や研究、教員などいろいろですが、今回は臨床勤務について述べます。病院勤務はそれぞれの病院で異なりますが、365日体制のところが多く、休日の数は確保されていても暦通りには休めません。介護保険分野では、日曜は休みでも土曜と祝日は平日扱いのところが多いです。お母さんOTが常勤で転職しようと思うと、募集も減っている中で、休みの条件が合うところを探すのはとても難しいです。夫や親の協力があればまた違うのかもしれませんが、子どもの小さなうちはパートでというOTが多いのもうなづけます。ただ、保育園のうちは常勤でも案外なんとかなるという声も聞きます。問題は小学校に上がってからの方が大きいことがあります。小学校は土日祝休みですし、台風でもすぐに休みになります。学級閉鎖もあります。小学生でも高学年になるとお留守番もできるようになりますが、低学年の子を一人で置いて出るわけにはいかず、理解のある職場でないと難しいです。病院勤務でリハビリスタッフが多いところは、一人休んでも大勢でフォローするので、周囲の負担は少ないですが、介護保険分野でスタッフ数が少ないと周囲への負担はかなり大きくなります。この点ではお母さんOTが常勤で働き続けるのであれば、病院が良いのかもしれません。が、暦通りに休めないという問題が降りかかります。
お母さんであること、OTであること、両方大切です。子どもが小学校低学年であるうちは、パートという働き方がいいのかもしれません。有難いことにOTは時給はまあまあ良い方だと思います。優先順位を自分の中でしっかり考えて選んで、時期が来たら戻れるように研鑽を忘れないでいればいいと思っています。

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